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Seraphic Blue-ジュヴナイルさんを探して- 35

オーグに戻り、ヤンシーは正式にドリスをヴェーネに託そうとしていました。
「私は飽くまで一時的なドリスの保護者。貴女に会えた今と成っては御役御免」と言うヤンシーですが…
「やだ!ゼッタイやだ!と、ドリス。
「私も、分からないわ。役割とかに囚われて、大切な事を見落としている。たとえ貴女がドリスの一時的な保護者で在っても、ドリスにとって貴女は友達
「そうだよ。ヤンシーおネエちゃんはおトモダチ。だからワタシとイッショに居て
「友達…」
「若し貴女がドリスの幸せを願うのなら、もっと一緒に居てあげて。貴女だって、心の底ではドリスと一緒に居たいと望んでいる筈よ?でなければ、貴女はあそこまで自分の身を盾にドリスを守ろうとはしなかった」
ヴェーネは更に、続けます。
「テンリンのモンクは事象の表層に囚われず、常にその深層と本質、真実の姿を重んじる人々だと聞いているわ」
「ええ。死んだ御師匠様にも耳にタコが出来る程聞かされた」
「此処に貴女の道は在るかしら?」
…全く関係無いですが、この台詞で某幻想楽団の「其処にロマンは在るのかしら?」を思い出しました。
「言うまでもないわ。それでドリスの人生が豊かに成るのなら」
「これからも宜しく。ドリスの大切なお友達」
重なるメンチュンの影。そして彼女から逃げ出そうとしていた自分。恐れと、迷いと。そして保護者という役割、理屈、言い訳。
過去を克服出来ていないからこそ、囚われ、惑わされ、理屈に走り、見失う。
メンチュンの影が重なっても良いではないか。それは決して消えぬ過去と記憶なのだから。
覆らぬ世の摂理。光在る所必ず影在り。影を在るべきものと受け入れて、その隣に、此処より新たなドリスとの日々を描こう

…ヴェーネが去った後。
「オジちゃんが死んじゃって、おネエちゃんはとってもカナしいキモチ。でも、それとこれとはチガうの…どこか、トオくに、行っちゃいそう…ヴェーネおネエちゃん…」
「どこか、遠くに…?ドリスを残して…?」
「ココはおネエちゃんのおウチなんだよね…?どうして、そんなにサミしそうなの…?
ドリスはヴェーネの事がとても心配なようです。

ヴェーネは中庭で独り、呟いていました。
ヤンシーは自分の代わりではなく、本当のドリスの家になれるはず。
所詮私には、彼女を満たす事など出来ないのだから。
そう運命付けられているのだから。

一方、ランサードとニクソンは二人で話をしていました
ニクソンは再び会ったのだから、今後も同行しようということを決めたのだそうです。神ではなく、運命の導きだと。
ランサードは「そう言って神を拒む顔も、大分清々しく成って来たなと言いました。
そして、二人を助けてもらったからということで、ランサードもオーグに協力することにしました。

一方、ルートフォード前ではミネルヴァが
「禁書の件はどんな感じ?」
「予想通りの反応ですね。不遇にして死したセラパーソンの子供達を改造して戦士にしたのですから、何を言われたとしても不思議ではないでしょう」と、デイジー。
「じゃあ、遺族会や救世会なんかは…」
「遺族会は大方の予想通り、近々正式に抗議文書を提出する見通しです。逆にカオス救世会は全くの予想外。何一つアクションを見せていません」
エイブラムが出張ってくるかと思われていたのに、何故でしょうか…?
…この事態を収拾するために、モーガンを公開処刑にすることになったそうです。
モーガンはガイアキャンサー化して死にましたが、保管されていたモーガンのDNAデータを使って素体を作成し、偽装公開処刑をするのだとか。
その素体の作成場所は、エンヴィ・ケイオス。作成者は、マルゴ・モンテリマール。
フェスクには常に人の目が向けられているため、偽装であることを知られないようにするためには、違法ではあるもののマルゴさんを頼るしかないのです。
「では、私達は城に戻ります。何か在ったらまた連絡してください。それと、"彼ら"に宜しくと…運命の中心を風の如く駆け抜けた、あの勇敢なる戦士に
そう言って、デイジー達は城に戻っていきました。
ミネルヴァは自分もこの手で運命に関与したい、動いていたいという理由でオーグに残りました。どうせ城に戻っても勉強中の身、政治には関与出来ないのだから、と。

ドナルドは、ユアンの死を自分のせいだと責めていました…。
しかし、ルシファー化促進の薬が無ければ全員助からなかったのも事実です。
仕方の無いことだった、ユアンはちっともドナルドを責めてなかった、と受付嬢のニネットが慰めました。

一方、ヴェーネはオーファさんと会話していました。
「悲しくないの?泣きたくならないの?」と心配するオーファさん。
「許されないから」と、ヴェーネ。
「誰が許さないの?」
「誰でもないわ」
「おかしな話。咎める者など何処にも居ないのに。そんなにも戒めて。真面目とも、責任感とも取れない…」
「此処は運命の渦の中心。善も悪も関係無い。強き者が弱き者を駆逐するだけの場所。故に、弱さは即ち罪なのよ。泣いている暇が在ったら、次なる戦いに赴かねばならない。それが私、セラフィックブルーの責務
「自分の死に対して涙の一つも受けられないなんて、ユアンが可哀想
「ならば私はこう言うわ。貴方の死を無にしない為にも、泣いている暇が在ったら、次の一歩を踏み出す
ビジョンの無い、揺らいだベクトルの決意が、果たして何をもたらすのか…」
「そんな細かいことは如何でも良いのよ。エンデを倒して星を救えば、それでハッピーエンドでしょう?
そこに、レイクが声をかけました。
「大丈夫か?上の空でさ…」
「大丈夫。レイクこそ、平気なの?」
「ああ。元々人付き合いのドライなタイプだからさ。俺なんかよりもヴェーネの方がずっと落ち込んでるんじゃないのか?新リーダーを買って出たり色々動いてるけど、傍目には、な…常に何かに打ち込んでないと正気が保てないんだと、皆心配してるぜ
「そうなの…。なら私の方から言っておかないと…。心配要らないって」
痩せ我慢するなよ
「有難う」
「一つ…訊いて良いか?セラフィックブルー片翼で在るが為に、遅発性ディスピスを発症したって…。片翼という条件は…ヴェーネも全く同じ筈だ。お前は…大丈夫なのか?
ええ。幸運な事に。C.M.G.C.の頃から定期的に健康診断も行っていたわ。こっちに来てからも、ドナルドが同じ様に健康診断を行って呉れている。でも今まで一度だって、その兆候すら認められた事は無いわ
「分かった。でも、もし辛い時は遠慮無く言えよ。出来る事なら何でもする。俺が、あのクソ親父の後釜だ
「ええ、有難う」
…やっぱり、ヴェーネにはレイクが必要ですね。レイクは本当に成長したと思います。

オーグはヴェーネを新リーダーとして、再び動き出しました。
ケインとユアンを失った代わりに、新メンバーとしてヤンシー、ドリス、ニクソン、ランサードの4人を加えて。
…ダルムシュタットに於いて、エンデが仕掛けた武力衝突と幼女虐殺を引き金に発生した謎の領域ベネディクタ・ティアーズ
エンデや黒衣の二人が絡んでいた事から、其処が星の命運に於いて極めて重要な意味を持つで在ろう事は明らかです。
そして、今までモーガンの一件で保留にしていたベネディクタ・ティアーズの調査へと赴くことになりました…。

ついに正式にオーグのメンバーと合流を果たしたヤンシー達に喜びを感じつつ、今回はここまで。
次回はベネディクタ・ティアーズの調査とデイジー達の決断、かも…?

テーマ : フリーゲーム
ジャンル : ゲーム

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