Seraphic Blue-ジュヴナイルさんを探して- 36
謎の空間で、エンデ君と謎の人物が会話しています。
「"彼"が死んで呉れて、私も漸く窮屈な立場から解放された」
「それって誰のこと?ユアン?モーガン?カーチス・ハミルトン?」と、エンデ君。
「ユアンもモーガンも、鬱陶しいと言えば鬱陶しいが、しかしカーチスこそが私の最大の呪縛だった。奴が死んで、これで私は更なる闇の奥底を自由に泳ぐ事が出来る」
そして、すぐにエンデ君を離れてどこかに行こうとする謎の人物。何をそんなに急ぐ必要があるの?と言うエンデ君に対して、
「"今まで"は刹那に会い、仕事をこなして、また刹那に分かれるだけだったからな。ようやく腰を落ち着けて話が出来る。彼女が忙しくて来れないのが唯一残念だが」
…どうやら、この人には会いたい人物が居るようです。
「ボクから彼に。これからは宜しくと」
「丁重に御断りする。食事の際の話題のチョイスは重要だ。お前には分かるまいが。"食事が不味く成る"と言う。ボキャブラリーに加えておくと良い」
「偉そうに。その方面には疎いんだろ?」
「悪いが抜かりは無い。レオナにみっちりと教え込まれた」
「けっ。またノロケかよ。御元気で羨ましいよ、ジョシュアさん」
「…それも久しいな。彼女が私を呼ぶ以外、自らこの名を名乗るというのは」
カーチスが死んで得をして、レオナについて惚気る人物…ってことは、このジョシュアさんって人がレオナの夫ってことなんでしょうね。妻の浮気相手(?)が死んだら、そりゃ嬉しいですよね。とりあえずカーチスが死んじゃったのは確定みたいですし、ハイディが可哀想です…。
一方、エルさんとオーファさん。
「ああいうのを三文芝居と言うのかしら。セラフィックブルー双翼?ジョークも程々にして欲しいものね。片腹痛くて見てらんない」
「それは如何かしら?貴女が描くシナリオの中では、"それ"は為され得なかったと考えているけれど」
「"芽生え"が在ると?…彼を失う訳には行かなかったガイアが、無理矢理残留させたのよ。ヴェーネの意など、まるで介する事も無く」
「そんな打算と強制で成し得る業ではないと、私は考えるけれど。仮に百歩譲ってその介在を認めたとしても、それ"のみ"で成し得る業では…」
「…まあ良いわ。別に"それ"が在ったとしても。そんな見ても取れぬ小さい物」
「大小は関係無いわ。 Nothing or Anything. その差異は途方も無く大きいのだから」
「これ見よがしに、そんな陳腐な有無の講釈。本当に大局を認めたがらない奴ね、お前は」
「全ては等しく流転するわ。其処に大局などという物は意味を成さない。そう…全ての事象と存在は、その卓越と衰退の可能性を秘めている。静かに差し延べた手は、巨壁を突き崩す事が可能なのよ」
「馬鹿馬鹿しい。まあ良いわ。時は未だ暫く残されている。結論はもう少し後にして、今は見物の続きと行こうかしら。さあヴェーネ。お前の道を歩いて行くのよ。そしてその先に待っているのは…」
エルさんって常に余裕の態度って感じですけど、一体何を企んでるんですかね?
…さて、オーグのメンバー達はベネディクタ・ティアーズの調査に向かうことになります。
現在のパーティメンバーは8人。推しキャラであるドリスとニクソンを入れるのは当然として、後の二人は…まぁ、とりあえずランサードとヤンシーにしておきます。
そう言えば最近、レイクとヴェーネを全く使ってません…主役なのに高確率で補欠ってどういうことなの。
ベネディクタ・ティアーズに到着しましたが…ドームの外壁によって、中には入れそうにありません。
何かあるのは確実なのに…と困っていると、ドームの中から「よく来て呉れました、セラフィックブルー…」という声が。
黒衣の女性、キャサリンさん登場。
「ベネディクタ・ティアーズ。その名の通り、ベネディクタの零した涙。"星の慟哭"の爆心地。もう間も無く、全ては明かされるでしょう。何れにせよ今は、このベネディクタ・ティアーズを滅さなくては」
しかし、中には入れません。手も足も出ないのにどうしろと…?
「この壁は、ベネディクタの閉ざされた心が作り出す物。そう、文字通りの心の壁。故にその心を開く事が出来れば、この中に入る事もまた出来るのです」
そして、ビエラという辺境の村に行き、彼女の心を開く"鍵"を手に入れてくるようにと言いました。更に、"彼"もきっと、貴女達の来訪を待っている事でしょう…と。
一方、フェジテ城。デイジーとオーウェンが話していました。
「先日の件は御考え頂けましたか?」と、オーウェン。
「能く決断して呉れました。私はこれを英断として大いに賛成します」と、デイジー。
「古く錆付き、しかも中には一羽の鳥すら居ない、気品を損なうだけの害悪。もうそろそろ潔く棄てては如何かと」
「そうですね。では近く正式に通達を出す事にします。プロジェクト・セラフィックブルーの終了と、セクションSBの廃止に関して」
…プロジェクト・セラフィックブルーの終了って、どういう事でしょう?
「寛容なる支配者は逃げた鳥を追わず、空に飛ぶ姿を見守るものだと」
オーウェンは相変わらず、正しい支配者の在り方に拘っているようです。
「篭の中の鳥が、一転して空に放たれる…」
「……!失礼ですがデイジー殿。『クナース・ワース』という小説を御存じで?」
「ええ。最も好きな物の一つです」
「厭な予感がしますな…」
オーウェンの勘は、戦士の勘。デイジーの勘は、スペリオルメイジとしての勘。
「笑い話にも成りません、天使に殺された世界など」
…すみません、意味が分かりません。
良く分からない会話まみれで混乱しつつ、今回はここまで。
次回はハイディとフョードルのお仕事に密着する、かも…?
「"彼"が死んで呉れて、私も漸く窮屈な立場から解放された」
「それって誰のこと?ユアン?モーガン?カーチス・ハミルトン?」と、エンデ君。
「ユアンもモーガンも、鬱陶しいと言えば鬱陶しいが、しかしカーチスこそが私の最大の呪縛だった。奴が死んで、これで私は更なる闇の奥底を自由に泳ぐ事が出来る」
そして、すぐにエンデ君を離れてどこかに行こうとする謎の人物。何をそんなに急ぐ必要があるの?と言うエンデ君に対して、
「"今まで"は刹那に会い、仕事をこなして、また刹那に分かれるだけだったからな。ようやく腰を落ち着けて話が出来る。彼女が忙しくて来れないのが唯一残念だが」
…どうやら、この人には会いたい人物が居るようです。
「ボクから彼に。これからは宜しくと」
「丁重に御断りする。食事の際の話題のチョイスは重要だ。お前には分かるまいが。"食事が不味く成る"と言う。ボキャブラリーに加えておくと良い」
「偉そうに。その方面には疎いんだろ?」
「悪いが抜かりは無い。レオナにみっちりと教え込まれた」
「けっ。またノロケかよ。御元気で羨ましいよ、ジョシュアさん」
「…それも久しいな。彼女が私を呼ぶ以外、自らこの名を名乗るというのは」
カーチスが死んで得をして、レオナについて惚気る人物…ってことは、このジョシュアさんって人がレオナの夫ってことなんでしょうね。妻の浮気相手(?)が死んだら、そりゃ嬉しいですよね。とりあえずカーチスが死んじゃったのは確定みたいですし、ハイディが可哀想です…。
一方、エルさんとオーファさん。
「ああいうのを三文芝居と言うのかしら。セラフィックブルー双翼?ジョークも程々にして欲しいものね。片腹痛くて見てらんない」
「それは如何かしら?貴女が描くシナリオの中では、"それ"は為され得なかったと考えているけれど」
「"芽生え"が在ると?…彼を失う訳には行かなかったガイアが、無理矢理残留させたのよ。ヴェーネの意など、まるで介する事も無く」
「そんな打算と強制で成し得る業ではないと、私は考えるけれど。仮に百歩譲ってその介在を認めたとしても、それ"のみ"で成し得る業では…」
「…まあ良いわ。別に"それ"が在ったとしても。そんな見ても取れぬ小さい物」
「大小は関係無いわ。 Nothing or Anything. その差異は途方も無く大きいのだから」
「これ見よがしに、そんな陳腐な有無の講釈。本当に大局を認めたがらない奴ね、お前は」
「全ては等しく流転するわ。其処に大局などという物は意味を成さない。そう…全ての事象と存在は、その卓越と衰退の可能性を秘めている。静かに差し延べた手は、巨壁を突き崩す事が可能なのよ」
「馬鹿馬鹿しい。まあ良いわ。時は未だ暫く残されている。結論はもう少し後にして、今は見物の続きと行こうかしら。さあヴェーネ。お前の道を歩いて行くのよ。そしてその先に待っているのは…」
エルさんって常に余裕の態度って感じですけど、一体何を企んでるんですかね?
…さて、オーグのメンバー達はベネディクタ・ティアーズの調査に向かうことになります。
現在のパーティメンバーは8人。推しキャラであるドリスとニクソンを入れるのは当然として、後の二人は…まぁ、とりあえずランサードとヤンシーにしておきます。
そう言えば最近、レイクとヴェーネを全く使ってません…主役なのに高確率で補欠ってどういうことなの。
ベネディクタ・ティアーズに到着しましたが…ドームの外壁によって、中には入れそうにありません。
何かあるのは確実なのに…と困っていると、ドームの中から「よく来て呉れました、セラフィックブルー…」という声が。
黒衣の女性、キャサリンさん登場。
「ベネディクタ・ティアーズ。その名の通り、ベネディクタの零した涙。"星の慟哭"の爆心地。もう間も無く、全ては明かされるでしょう。何れにせよ今は、このベネディクタ・ティアーズを滅さなくては」
しかし、中には入れません。手も足も出ないのにどうしろと…?
「この壁は、ベネディクタの閉ざされた心が作り出す物。そう、文字通りの心の壁。故にその心を開く事が出来れば、この中に入る事もまた出来るのです」
そして、ビエラという辺境の村に行き、彼女の心を開く"鍵"を手に入れてくるようにと言いました。更に、"彼"もきっと、貴女達の来訪を待っている事でしょう…と。
一方、フェジテ城。デイジーとオーウェンが話していました。
「先日の件は御考え頂けましたか?」と、オーウェン。
「能く決断して呉れました。私はこれを英断として大いに賛成します」と、デイジー。
「古く錆付き、しかも中には一羽の鳥すら居ない、気品を損なうだけの害悪。もうそろそろ潔く棄てては如何かと」
「そうですね。では近く正式に通達を出す事にします。プロジェクト・セラフィックブルーの終了と、セクションSBの廃止に関して」
…プロジェクト・セラフィックブルーの終了って、どういう事でしょう?
「寛容なる支配者は逃げた鳥を追わず、空に飛ぶ姿を見守るものだと」
オーウェンは相変わらず、正しい支配者の在り方に拘っているようです。
「篭の中の鳥が、一転して空に放たれる…」
「……!失礼ですがデイジー殿。『クナース・ワース』という小説を御存じで?」
「ええ。最も好きな物の一つです」
「厭な予感がしますな…」
オーウェンの勘は、戦士の勘。デイジーの勘は、スペリオルメイジとしての勘。
「笑い話にも成りません、天使に殺された世界など」
…すみません、意味が分かりません。
良く分からない会話まみれで混乱しつつ、今回はここまで。
次回はハイディとフョードルのお仕事に密着する、かも…?